2018年2月15日木曜日

2017 劇団通信12月号

「自前の劇場」を持ちたい。以前から描いていた夢がただ描いているだけで実現に向けて何も努力してこなかったことに今頃になって気がつきました。

ただ漠然と劇団に専用の劇場があったらどんなにいいだろうと考えていただけでしたが、それでも各地の「子どもミュージカル」が夏休みに上京して何日間か交代で上演できるような劇場があったらとか、「大きな夢」のレパートリー作品を毎日上演し、子どもたちがメインのミュージカル劇場として他に類を見ない活動ができたらとか、各地から上演のために集まってくる劇団員のための宿泊設備や、父母会の人たちが運営するレストランやカフェもあったらなど、私の中で夢だけは広がっておりました。

しかしそれはただの夢でしかなく実現に向けての具体案もなくいつの間にか時間が過ぎてしまっていました。そうだったのか! でもまだ私に与えられた時間は充分にある! 75歳になったとたん急に思い始めなんとか実現に向けて一歩でも踏み出そうと心の虫が騒ぎ始めました。

どうしたらいいのか、もちろん私一人では何もできない。劇団の父母会の中には色々知恵を貸してくださる方もきっといらっしゃるに違いない ! そうだ、みなさんの協力を仰ごう !  

矢も盾もたまらぬ高揚感が漲ってきました。スタート地点はゼロです。ここから一歩でも踏み出してみよう。一歩進んで見ればこれまで見えなかった新しい発見やアイディアが出てくるかもしれない。先ず劇団BDP専用劇場実現プロジェクトを作り、参加してくださる方を募ってみよう。最初は夢を語る仲間という感じで思い思いの意見を出し合っていただき、楽しい語らいの中から実現に向けてのアイディアとエナジーが生まれる可能性もあります。

誇大妄想と思われるかもしれませんが、劇団組織としての大きな誇大妄想がやがて専用劇場建設へと繋がっていくことを信じたいのです。