2017年9月11日月曜日

2017 劇団通信6月号

私にくるメールは個人的なものを除いてほとんどが劇団に対するクレームやお叱りなど気分的に落ち込むようなものが多い中で、先日久しぶりに心あたたまるメールが飛び込んできました。Grow me upに出演している子のお母さんからで以下のような内容でした。
 
自分の娘はグローミーアップの稽古が終わった後みんなで参宮橋駅へ向かったが、小田急線は人身事故のため上下線とも運転を見合わせていて再開までに1時間以上要するということだった。そこで同行していたアカデミーの石井美優と竹内菜々子が新宿まで歩こうと提案し小中学生3人を連れて新宿駅まで歩いたが、その日は気温も低く寒い中歩いているみんなに石井美優があたたかいココアを買ってくれた。

娘は「嬉しくて身体も心も温かくなったココアの味が絶対に忘れられない」と言っているということです。そして新宿駅に到着した子ども達は親に連絡をし、石井美優がそれぞれの親に遅くなった事情を説明し、竹内菜々子と二手に分かれて子どもたちを近くの駅まで送り届けたというのです。しかも石井美優は自分が帰る本八幡と全く反対方向の中央線の国立駅まで同行し、駅で待っていた母親のもとにまで連れてきたというのです。

この一連の行動に関して母親は「もちろん、家庭での教育が一番だと思いますが、劇団の環境が素晴らしいからだと思います。主人も美優ちゃんの行動に感心し”いい劇団だなあ”と何度も何度も言っています。私も美優ちゃんのお陰で劇団がもっともっと好きになりました」

私はこのメールを読んで「あゝ、あの子がこんな立派な人間に成長したのか」と感極まり涙が込み上げてきました。本当に嬉しいメールをありがとうございました。